久しぶりに歩く・・・
今日も、家の中は私以外誰もいない。
一人ぼっち・・・
若い日の私はこんな事思ったりもしたことあっただろうか?
必死で生活してきて、早く子供が大きくなったらいいのにってそのことばかり思ってきた。なのに子供が巣立って、ペットも天国に逝って私は今なぜここにこうして生きているんだろうって思う・・・
身体はだんだんと弱って節々はミシミシと音も立てるようになった。
誰にも必要とされなくなったのか、人に迷惑をかけたくないだけだってわかっているのに、それでもどこか居場所がほしくてどうしようもなくみじめになる。
昔は、誤解もよくされ冷たいキツイ人間と思われてた。
家族にもそう言われてた。
でも周りから見て私はそうではないと言ってくれる人もいたのは意外だった。
周りの人は冷静に見ていて誰がキツイのか冷たいのかよくわかっていたし、私の言うことをきくと私は加害者ではなく、家族の中の被害者だというのだ。
そんなこと言われなければ今まで全くわからなかった。
どこでも変わったところはあるけど私の家の中は特別変わっていたようだ。
自分の親の言うことが正しいと思い込んでいた私は今になって壊れている事に気づいたのではなく知った。知って今からどうなるか、今まで植え付けられてきたモノをかえるなんてできない。
認識すればいいと言われるけど、意味的にわかったとしてもどうしたらいいのか困惑してしまう。
それに疲れた・・・
いらない人間、どうしろというのだろう・・・
今日はとにかく外にでて歩いてみる。
前よりすごくしんどい。周りは散歩している人がたくさんいて、なぜか殺気を感じる人が何人かいる。不思議なことだ・・・